何をデザインするにしても、目的を設定し、その目的達成にむけたストーリー(戦略)をしっかり組み込んでデザインしていかなければ、目的を達成することが出来ず、成果を得ることは出来ません。
むしろ戦略を考えることの方が、デザインよりも重要かもしれません。
良い会社案内やパンフレットとは、戦略の上にあると思います。
目的を叶える戦略をより効果的にターゲトに伝える手法がデザインです。
それを念頭に制作を進めれば、きっと効果を発揮するツールの制作ができます。
ここでは特別に、会社案内パンフレット制作・パンフレット制作・ポスター制作で、目的を達成するための制作の進め方や、デザインや構成のテクニックやコツをご紹介します。
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1.コンセプトや目的を決める
会社案内を作る際に陥りやすい間違いとしては、最初にデザインを決めてしまうことです。しかし、デザインにばかりこだわっていると、中身のない会社案内に仕上がってしまう恐れがあります。
また、デザインから着手してしまうと、内容を挿入したときに制限が出てきてしまい、デザインを変更することになるかもしれません。そうすると、会社案内の制作に時間がかかってしまいます。
そのような状況を避けるためにも、会社案内を作成する際はまずコンセプトから決めましょう。なぜ会社案内を作るのかといった目的や、読んでもらいたい対象を具体的に考えます。会社案内の利用目的として挙げられるのが営業ツール。次に、会社説明会での使用が多いのではないでしょうか?
営業活動では、主に取引先や顧客向けに会社案内を渡します。商談や取引につながる重要な資料となるため、企業の実績や魅力や価値を分かりやすく伝える、そして信頼感のあるパンフレットを作る必要があります。
会社説明会で利用する場合は、主に就活をしている学生や転職を考えている方に向けてパンフレットを作らなければなりません。この場合は、会社で働く魅力や将来性をアピールする必要があります。
このように、利用目的や読んでもらいたい対象によって、掲載内容やデザイン、仕様などが変わってきます。誰に向けた会社案内を制作するのか、まずはコンセプトから考えるようにしましょう。
2.導線設計や各ツールの役割の明確化
次におさえておきたいことは、
■ターゲットを目的まで誘導する導線設計
■各ツールの役割の明確化
をしっかり設定することです。
各ツールとは、例えば「チラシ・DM・雑誌広告」「ホームページ」「パンフレット」「営業ツール」「動画」「会社案内パンフレット」など様々です。
すべての知識が必要になってきます。
この設定がしっかりできていないとターゲットは離脱してしまい目的を達成することが出来なくなります。
各ツールが見られる状況に応じた情報や情報量を調整し、次のアクションに誘導する。そのバトンの最終地点が目的達成です。
ついつい、制作する際はそのツールだけを見てしまいがちです。
それは制作側の目線であり、お客様目線(第三者目線)ではありません。
3.掲載コンテンツを決める
目的やコンセプト・導線や役割を決めた後は、会社案内に掲載するコンテツを考えます。会社案内を使用する目的によって掲載すべきコンテンツは異なるため、ターゲット像に合ったコンテンツを掲載することが大切です。
まず、会社案内に掲載したいコンテンツを詳しくご紹介します。
内容的には、「企業理念」「代表メッセージ」「会社概要」「沿革」「事業内容」「商品紹介」が主だったコンテンツです。
が、これではどこの企業も、ほぼコンテンツは同じです。
あなたが選ぶ立場であれば、どこを選ぶポイントにしますか?
恐らく、「売上」「規模」「知名度」になることでしょう。
これでは、大企業に勝つすべがないということになります。
そうです。勝てません。なぜなら、この土俵に上がったのは自分自身だからです。この土俵(比較)では勝てません。
比較される項目を変える必要があります。
自社の魅力や強み、将来性を競合企業以上にコンテンツを考えなければいけません。
制作するにあたって一番のポイントは、「魅力や強みをどうやって見い出し、創造できるか?」です。
自分が思う長所と短所と他人が思う自分の長所と短所が違うことはよくある話です。
企業にも社員には気付かない魅力や価値が意外と多くあるものです。長年働いていると見えなくなっていることも多々あります。
私たちが制作させて頂く時に重視するのは、「お客様目線(第三者目線)」と「プロ目線」です。
この見る目が無いと、良いコンテンツ=良い会社案内(=パンフレット)は作れません。
4.言葉+デザイン=強いメッセージ
魅力や強みが伝わるコンテンツが決まれば、そのコンテンツをより分かりやすく、より強く伝わるデザインや仕様を決めていきます。言葉だけではなかなか伝わりにくいことや、読んでもらえないことなども、デザインでコミュニケーションを図ることによってスピーディに分かりやすく伝えることが可能になります。
デザインとは、メッセージを伝えるコミュニケーション手法の1つなのです。掲載するコンテンツの内容も大切ですが、多くの方に興味を持ってもらえるようなデザインや仕様にすることも大切です。最後まで読み進めてもらえるような会社案内を目指しましょう。読まれなければ作った意味がないですから‥‥
【会社案内&コンセプトブック実績】
◆弊社グラフィックデザイン実績(オフィシャルサイト内)
https://f-creation.co.jp/graphic/
その他のパンフレットも基本的には同じ
訴求したい対象が企業でも商品でもサービスでも、基本的に進め方は同じです。
「魅力や価値を、伝えたい人に、伝わるように言葉とデザインで伝える。」だけですので、難しく考えすぎないのがポイントかもしれません。
是非、個性が伝わる生きたパンフレットを作りあげてください。
【弊社ブライダルパンフレット実績】
◆弊社グラフィックデザイン実績(オフィシャルサイト内)
https://f-creation.co.jp/graphic/
シンプルだから難しいポスター制作
グラフィックデザインの最高峰がポスターだと個人的に思っています。
なぜなら、会社案内やパンフレットは興味がある人なら手に取って見てくれますが、ポスターは見る気が無い人に0.5秒で興味を引く世界での勝負だからです。
しかも、車に乗っている、歩いているなど「ながら」の人にです。
0.5秒で伝えたいことを、アイキャッチのある言葉でギュッと凝縮し、インパクトのあるビジュアルと共に「ながら」の人に向けて発信する。
ポスターは無駄を削ぎ落したからこそ、伝えたいことが際立ち訴求力が最大になる。
ユーザーにはシンプルが故に伝わる。
制作側は、シンプルが故に難しい。だから面白いし、やりがいもあるのです。
【弊社ゴルフ場ポスター実績】
◆弊社グラフィックデザイン実績(オフィシャルサイト内)
https://f-creation.co.jp/graphic/
まとめ
良いツールとは見た目のデザインだけでなく、戦略とコンテンツとデザインが融合されており、目的が果たせて成果を得ているツールのことだと言えます。
皆さん是非、良いツールを作ってください。