一口にマーケティングと言っても多様な意味があります。
たま、その方法論となると千差万別、もしかしたらマーケターによって方法論はバラバラなのかもしれません。
マーケティングとは何か、と言う前に企業が実行しうるマーケティングの種類についてまとめたいと思います。
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マーケティングに求められる役割
マーケティングの役割を企業側と生活者側から考えてみます。
企業は提供する商品やサービスを顧客に購入・利用してもらうことで、企業としての存続意義が定着します。
そのため、企業の視点でのマーケティングの役割は 「顧客商品を買ってもらうための仕組み」を構築することだと言えます。
生活者側にとっては 「自分の欲しいに合致した商品やサービスへを見つけるための仕組み」 といえるでしょう。
現在のマーケティングの重要性
インターネットの発展やSNS・スマートフォンの普及とともに、技術革新による高性能な製品が登場したことで、私たちの暮らしは豊かで快適な社会へと進化しました。
さらにモノと情報が世の中にあふれる中、消費者の価値観も多様化しており、消費者の細かいニーズを把握することの重要性が高まってきています。
また、近年ではデジタルマーケティングをはじめとした、高度なマーケティング活動も可能となり、
企業が提供する商品(製品)・サービスの差別化を行う上でもマーケティング活動が欠かせなくなっています。
今後は、グローバル化する経済市場を意識したマーケティング活動が重要視され、
ますますマーケティングの価値が高まっていくことが予想されます。
マーケティング活動のプロセス
マーケティングは、生活者ではなく「お客様(ターゲット)」にどのように購買してもらうかを考える活動で、
1.市場調査・分析、2.広報宣伝活動、3.効果検証の大きく3つのプロセスで考えることができます。
1.市場調査・分析とは
お客様の求めているもの(ニーズ・シーズ)を知るための調査。統計データやアンケートデータなど、定量、定性の両データから分析など論理的なアプローチをおこないます。
2.広報宣伝活動(販促活動)とは
モノやサービスをお客様に知ってもらうための活動。テレビや新聞などのマス広告やWEBを活用した販促プロモーションなどが代表的な活動です。
3.効果検証とは
上記の活動が、売り上げに寄与したかを検証する活動。費用対効果が良かったかなど、各施策が売り上げにどれだけ貢献したかなどを検証し、次回の施策へフィードバックをおこないます。
マーケティングとは?
- 買ってもらう仕組み
- お客様視点で考えるが企業が主体
- 購入したいと思わせるプロモーション
- 費用対効果が重要
マーケティング戦略の立案プロセス
マーケティングは、自分たちの商品やサービスの調査分析、顧客だけでなく一般の生活者へ広げた市場調査から
適したマーケットの発見、時にはマーケット創造を行います。
これからのブランディングには、マーケティングを含めて考える必要がある!
自社商品やサービスの価値を上げるブランディングはとても重要ですが、マーケティング(市場との整合性・調和)を無視してブランディングを行うと、” 井の中の蛙、大海を知らず ”(=自社満足)になってしまいます。
自分たちの価値が
・ターゲットが求めているコトなのか?
・競合にはない価値なのか?
・どんな人に支持されたいか?
なども含めて、これからのブランディングは考えていかなければいけません。
ブランディング=価値を上げる(共感・ファン=LOVE)とマーケティング=市場をつくる(欲求・購入 =WANT)は、今まで以上に密接な関係になっています。
まとめ
マーケティングは、一朝一夕に行えるものではありません。しっかりとした戦略をもってプロセスを踏んでいく必要があります。
古い時代の考え方では、マーケティングはあくまでも市場調査の域を出ませんでした。
今や、マーケティングは市場(マーケット)を作り出すことまで行います。
是非一度、自分たちが行っているものがしっかりとしたマーケティングなのかどうか確認してみてはいかがでしょうか?